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ミサワホームの「EDUCE KURA」の建築日記及び、その後の生活を綴っています。これから家を建てる人達への参考のため、さらには特定メーカーの商品を検討する人達への参考になればと思います。

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Windows Home Server導入

 興味はあるけれど人柱かも……という目線で見られている(笑)Windows Home Serverを導入しました。ベースがWindows Server 2003ということで安定性はバッチリなんじゃないかと思っていましたが、その状態に持っていくまで約一週間振り回されました。その顛末を綴ってみようと思います。
 ちなみにハードウェア構成は以下のとおりです。

CPU:AMD GeodeNX 1750
メモリ:DDR266 512MB
マザーボード:Tyan Tomcat K7M
HDD:IBM SATA 250GB * 2
NIC:玄人志向 GbE-PCI2
 インストールはすごく簡単で、DVDからブートしてメッセージに従うだけです。現時点では英語版のみの発売であり、メッセージはすべて英語ですが、おおよその意味はつかめます。注意しなければいけないのは、新規インストールでは接続したHDDすべてが中身を消去される点です。パーティションにデータを残して新規インストールはできません。

 1時間程してインストールは終了、続いてadministratorのパスワードの設定しますが英数記号が混じった7桁以上にしないといけません。これはユーザー作成時も同様なので、ある程度自由度を持たせてほしいですね(リモートアクセスをしないユーザーであればパスワードポリシーを変えられます)。

 データ移行や各種機能を見てまわった後、蔵に移設。電源再投入すると、「The backup service is not running, please restart the console」というエラーメッセージが。コンソールを見ると、HDDはmissing、共有フォルダーはデュプリケーションがfailedになっていて、エクスプローラでファイルを開こうとするとなにやらエラーメッセージが表示されます。
 再起動したり、セカンダリHDDをremoveしてもう一度addしたり、バックアップをクリアしたりしましたが解決せず。ネットに載っていた解決策をためしてもダメ。
 共有フォルダーのデュプリケーションが変な形で終了してしまい、そのためにバックアップサービスが起動できないのではないか……そんな気がしました。Windows Home Server独自の冗長機能であるデュプリケーションですが、システムドライブが冗長化されないのが嫌だなあと思っていたので、ここであんまり時間を費やしても無駄だしと、ハードウェアRAIDでミラーリングにして再インストールすることにしました。

 インストール時、RAIDコントローラのドライバをインストールしますが、あいかわらずFDしか見てくれないのは困りました。我が家の既存のPCにはFDDがついたものは一台もないので、ドライバが入ったFDを作るのに一苦労。vistaのインストーラーはどのドライブでもドライバを見てくれるようになりましたが、Windows Home Serverもそういうふうにしてほしかったですね。

 なんとかドライバを読み込ませ、インストール完了。ハード構成が変わるのでアクティベーションがはじかれるのではと恐れていたのですが無事通過。蔵に移設後もバックアップサービスのエラーは発生せず、大変安定しています。

 一息ついたところでクライアントPCにコネクターソフトをインストール開始。ところがサーバーのパスワードを入力すると、パスワードが違うかサーバーが見つからないとはじかれます。パスワードを何度確認しなおしてもダメ、ファイヤーウォールかなと思ってはずしてみてもダメ。
 まったくいろいろ問題が起こるOSだなあと嘆息しつつもネットで調査。具体的な解決方法は見つかりませんが、ここではっと気づいたことが。Windows Home Serverのデフォルトで起動しているサービスをいくつか止めていましたが、その中でIISを止めていることを思い出しました。インターネットからリモートアクセスなんてしないからいいやと思って止めたのですが、もしかしたらコネクターソフトはIISを利用するのではと思い、サービスを起動しなおしてコネクターソフトを再インストールするとあっさり成功! あんまり余計なことをするもんじゃないですね。(;´д`)

 その後は深夜1時に自動シャットダウンするようタスクを設定(c:¥windows¥system32¥shutdown.exe /sを毎日1時に実行する)、BIOSで9時半に自動起動するようにしました。スケジュール運転はadd inが出ていたのですが、リンク切れになっていてダウンロードできず。
 続いてDiXiMを入れてDLNAサーバー化、rmclockをインストールして電力消費を抑えました。rmclockはログインしないと動作してくれないので自動ログオンするようにしましたが、サービスとして動作してくれればその必要がないのですが(以前サービス化してテストしましたがダメでした)。vistaのようにOSで可変クロックをサポートしてくれればベストですね。

 共有フォルダーのアクセス権を見てみると、RO_AだとかRW_Aだとかの見慣れないユーザー名が。別の共有フォルダーにはRO_BやRW_Bが設定されています。自分で作成したユーザーの名前やusersグループは使われていません。どうもこのRO_〜やRW_〜がユーザーアカウントのかわりを果たしているようです。RO_〜が読み込み権限、RW_〜が書き込み権限を持っています。なんかややこしい。

 後はクライアントPCのバックアップをためすだけですが、とりあえずようやく運用に入りました。まだまだバグがあるようですし、ある程度意味はわかるとはいえ英語ばかりはつらいので、春にはリリースされるというPowerPack1で安定性が増してくれるとうれしいですね。
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