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ミサワホームの「EDUCE KURA」の建築日記及び、その後の生活を綴っています。これから家を建てる人達への参考のため、さらには特定メーカーの商品を検討する人達への参考になればと思います。

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2006年版日本沈没を観る

 先日テレビで放映された2006年版日本沈没を今日、観ました。劇場公開した時も観に行ってるんですけどね。
 この映画、タイトルが日本沈没じゃなければ、そんなに叩かれるほどのものじゃないと思うんですが……。私は結構、草君に感情移入して観てましたよ。
 草君は、小野寺の淡泊でいてクライマックスでは熱くなるところを良く出せていたと思います。彼は台詞回しがうまくないので、一見演技が下手なように思われがちですが、雰囲気で見せるタイプの役者だと思うんです。それが最も良い方に出たのが「僕と彼女と彼女の生きる道」かな。
 この映画でも、特に最後のわだつみの中でのシーンは、機器を操作する手の震え、表情、息づかいから悲壮感がとても伝わってきました。不可能だとわかっていても、彼に生還できる術はないのか、と思いましたね。

 柴咲コウも、女性ながらレスキュー隊に所属する勝ち気な性格に雰囲気が合っていました。他の女優だとしっくりこないんじゃないかな。彼女はリアルツンデレと呼ばれるらしい(笑)んですが、鼻っ柱の強い女性を演じさせたら右に出る者はいませんね。

 さて、監督の樋口真嗣ですが、彼は日本沈没に対してかなり思い入れがあったと思うんです。幼少時に73年版を観た時、そのインパクトを留めておこうと、破壊シーンをイラストに書き起こしていたそうですし。
 また、「この映画をリメイクできるところまでやっと来れた!」と言っていたのを劇場公開直前のテレビ特番で見ました。
 しかし、しかし、そこまで思い入れがある割には原作や73年版とはほど遠い内容。しかも日本は沈没しませんし。彼が何を目的にこの映画を作ったのか、何を描きたかったのか、よくわかりません。単に破壊シーンを現代の技術で描きたかったのかなあ。

 その破壊シーンに関しては、ミニチュアとCGをうまく取り合わせ、とてもリアルにできていました。昔の映画だと、特撮シーンで興ざめしてしまう人もいると思うんですが、この映画に関しては、そういうあからさまなシーンの切り替わりはないんで、ホント、本編に特撮が溶け込んでいるなあと感心します。

 しかしリアルすぎて、返って特撮オタからすると物足りないんですね。なんかこう……特撮シーン丸わかりの方が萌えるというか。それにこう、画調がクリアすぎるんです。がれきや埃が観ているこっちの顔にまでかかってきそうな気がしないんですよ。このあたりは、いかにちゃちに見えても、ミニチュア特撮の方がまだまだ分があるのかなと思いますね。

 クリアすぎるといえば、その印象はこの映画全般からも感じます。日本が沈む、日本人の国土がなくなるという未曾有の大惨事なのに、その切迫感があまり感じられません。妙に他人事というか絵空事のような。

 まあ、ちょっと樋口氏に対しては斜に構えてしまいますね。なんせ、「ガメラ」をやった時に、勝手に特技監督を名乗った時点で、パンフレットで84年版ゴジラのスタッフに対し批判めいたことを書いた時点で、もう受け入れられなくなっていましたから。貴様ごときが! って感じで。

 どうせ名乗るなら「特撮監督」にしておけ!

 な〜んか、樋口氏が関わった映画になると、どうしても斜め目線で見てしまう私ですが、今度の「隠し砦の三悪人」、大丈夫なの? よりによって世界のクロサワの映画をリメイクしようとは恐れ入りました。公開後の評判が楽しみです(笑)。

 さて、最後に。ラストのN2爆薬炸裂シーン、あれだけ大規模な爆発が起きていたら津波が起こるんじゃないの? 津波に巻き込まれてトヨエツ演じる田所博士があぼーんしてしまったら、博士のくせにお前アホか! ってギャグシーンになってしまいますわ。
 いや、私、この映画嫌いじゃないですよ。タイトルが日本沈没じゃなければよかった、それだけですよ、ホント。
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