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ミサワホームの「EDUCE KURA」の建築日記及び、その後の生活を綴っています。これから家を建てる人達への参考のため、さらには特定メーカーの商品を検討する人達への参考になればと思います。

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ロフトのホームシアター ルームチューン解決

 拡散反射板を作ったり、段ボール吸音材を作ったりと、以前から四苦八苦しているロフトのホームシアターのルームチューンですが、たったこれだけのことで? という解決策がありました。今までの苦労は何だったんだ……。いや、反射板や吸音材をつけたからこそ、これだけのことでも効果がはっきりあったんだ! きっとそうだ……と思うことにしました(苦笑)。
 どうやったら中低音を減らすことができるのか。フェルトやスポンジ等一般的な吸音材では高音ばかりが吸われてしまいます。音の吸収にはきちんとした計算式があるようなのですが、周波数が低くなるにつれて、吸音材は厚みを増していくとのことです。私が吸音したいと思っている400Hz付近を減らすには、80センチ以上の厚みの吸音材が必要だとか……。どう考えても無理ですね。

 もはやお手上げ、アンプのパラメトリックイコライザーで電気的に補正をかけるしかないのかなあ、とあきらめかけていたのですが、リスニングポイントに向けて天井が急激に傾斜しているから背面付近で音がこもるように思えました。じゃあスピーカーとリスニングポイントを逆転させてみたらどうだろうか。リスニングポイント背面に高い空間がある方が音波の暴れが減るような気がします。

 というわけで早速実験してみました。結果、高音はとてもきれいに鳴るのですが、中低音のこもりはあまり改善されませんでした。この策にはかなり期待していたのですが……。う〜ん、完全に手詰まりになりました。打つ手なし、改善策一切なしです。やっぱり電気的な補正するしかないか。

 やれやれとスピーカーやソファを元に戻しながら、ふと思いついたことがありました。スピーカースタンドが少しぐらつくから、小さい木片でも下に敷いて3点支持にしよう、と。ちょうど5センチ四方の薄い板があったので、それをスタンドの下に置き、接続確認のために音を出してみました。
 あれ、なんかすごくいい感じだ……。こもった感じがほとんどしない。パラメトリックイコライザーを切ってもほとんどが支障ない。とても抜けのいい音に変わりました! スピーカースタンドのぐらつきが余計な振動を発生させていたのでしょうか。たったこれだけのことでこんなに改善されるとは思いませんでした。奥が深いなあ、オーディオ。

 これにてルームチューンは終了。築2年目にして、ロフトのホームシアターはようやく「完成」となりました。
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