義妹がパソコンを新調しようと、いろいろ検討していたそうで、当初はメーカー製パソコンを買うつもりだったようですが、メール、webが使えて、テレビが見れて、安く上がって見栄えもそれなりなら自作でもかまわないということでした。

　価格や、デザイン性のあるケースの候補を提案したところ、ＯＫが出たので、ネット販売でパーツを購入しました。自宅にいながら秋葉原価格でパーツを購入できる‥‥実にいい時代になりました。

　今回チョイスしたパーツは下記の通りです。

• CPU:Athlon 64 X2 3800+(Socket AM2)
• メモリ:DDR2-800 512MB * 2
• マザーボード:ASUSTeK M2A-VM
• HDD:Seagate ST3250620AS(250GB SATA)
• 光学ドライブ:アイ・オー・データ DVR-SN18GLV
• ケース:AOpen H360C-300WT2
• OS:Windows Vista Home Premium DSP版
• ワンセグ:バッファロー DH-ONE/U2M
• モニター:アイ・オー・データ LCD-AD191XB2

　ポイントはマザーボードとモニターです。共にHDCP対応なので末永く使えます。特にモニターはそうそう買い換えるものではないので、HDCP対応であることを必須に選定しました。

　テレビは見られれば何でもよいとのことからワンセグを提案。ワンセグチューナーなら地デジチューナーに比べ安価ですみます。

　さて、早速組み立てです。オールインワンのマザーボードですので、ケースにそれぞれ納めるべき箇所に納めたら、即動作確認できます。特に問題なし。ファンの風切り音がうるさいのではないかと心配していたのですが、杞憂でした。蓋を閉めると実に静か、HDDが一番うるさく感じるぐらいです。

　中のケーブルを針金止めして美しく仕上げたら、OSのインストールです。要望により、CドライブとDドライブにパーティション分けし、Dドライブをドキュメント類保存専用にします。
　なのでDドライブは拡張パーティション（論理ドライブ）にしようとしたのですが、ここで問題発覚！ なんとVistaは拡張パーティションが作れない！ ネットを検索すると「仕様らしい」「バグ」等の情報が出てきましたが、仮に仕様として拡張パーティションを作れなくしたのだとしたら、なんてアホなOSなんでしょうか。拡張パーティションを作れなくする意味がわかりません。何のメリットがあるのか。

　ぼやいていてもしかたがないので、古いWindowsをわざわざインストールして、拡張パーティションを切り、論理ドライブを作って、再度Vistaをインストールしなおしました。
　まあ、両方ともプライマリパーティションでもいいんですけどね。でもなんか気持ち悪いし、ブートする必要がないパーティションをプライマリにするのは個人的にどうしても嫌だったのです。

　OS、ドライバ類をインストールし終え、Windows Aeroが動作することを確認したら、ワンセグチューナーの設定をします。付属のロッドアンテナではほとんどの局が受信できませんでした。外部アンテナを接続し、アンテナを窓際に置くと、すべての局が受信できました。コマ飛びも起きず、画質も良好です。

　このように最新のパソコンパーツに触れたわけですが、静粛性が大変すばらしかったですね。メール、web、ワンセグには十分すぎるほどの性能を持っています。数年は問題なく使えるんじゃないかと思います。